住宅購入におけるマネープラン 住宅購入における、マネープランの立て方や知っておきたいポイント等、コラムをご紹介しています。

2010年5月20日 更新 損害保険と住宅の関係(2)

山本俊成

以前「損害保険と住宅の関係(1)」でも書きましたように、住宅購入時に検討する代表的な損害保険は下記の4つになります。

  • ・火災保険
  • ・地震保険
  • ・家財保険
  • ・その他保険

今回は「家財保険」「その他保険」について取り上げたいと思います。

家財保険

実際、家財保険については火災保険以上に軽視されることが多いです。金融機関で住宅ローンを借りる場合に加入することが必須ではないうえ、そんなに高いものは持ってないとの認識が高く、加入したとしてもそれほど大きな保険金を掛けないケースを多く見受けます。

ただ、家財の額は正確に見積もると意外と大きな額になります。つまり家具や電化製品といった大型のものだけでなく、衣服や食器等の細かなものもすべて加算していけば、それなりに大きな補償額が必要になります。

家財保険の補償額の算出は、家財一つ一つを計算していると大変なので、世帯主の年齢と家族構成で一般的な基準での平均的な補償額を出し、それを調整する形で決めることが多いです。
高価な宝石や美術品については、明記物件として別途申告しなければ補償の対象とならないので、注意が必要です。

家財保険基準(例)

  • ●1人・・・150万~300万円
  • ●2人・・・500万~1,500万円
  • ●3人・・・600万~1,800万円
  • ●4人・・・700万~2,000万円
  • ●5人・・・800万~2,200万円

また、補償範囲についても理解しなければいけません。火災保険が建物の外枠である「床、壁、天井」を中心に補償するのに対して、家財保険は補償対象外のものを除き、建物内のその他すべてのものを中心に補償の対象としています。

例えば火災保険や家財保険についている「盗難」の補償ですが、それぞれ補償されるものが違います。

「盗難」被害の場合の補償

  • ●火災保険・・・盗難被害に遭った際の破損したドアや窓等、建物部分の侵害の補償
  • ●家財保険・・・盗まれたものに対する補償

よく火災保険に盗難の特約がついているから、何か盗まれても大丈夫だと勘違いされている方もいますので、何が補償されるかについて理解することが大事です。

何に対していくらくらい補償を付けたいかをよく検討し、「家財保険」をご検討下さい。

その他保険

火災保険には特約として、その他いろいろな保険が付けられるものがあります。平成22年1月1日の保険法改正により保険会社はかなりの特約を減らしましたが、それでも有用なものはいくつか残っています。

  • ●個人賠償責任保険特約・・・日常生活での賠償
  • ●傷害保険特約・・・ケガの補償
  • ●類焼損害補償特約・・・近隣への損害の補償
  • ●その他付帯サービス・・・各保険会社が提供する様々な付帯サービス

保険会社によって特徴が出てくる部分ですので、ほしい特約やサービスのある保険会社を選ぶのもいいかもしれません。

以上2回にわたりお届けしましたが、住宅購入後に長期にわたって住宅を守り、安心を提供してくれる大切なものとして、是非、損害保険契約にも注目して頂ければ幸いです。

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